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地下鉄 　バスの項で“鉄道があまり発達していない”と述べましたが、サンパウロの中心地などは地下鉄（メトロ）が発達していて大勢の人が利用しています。接続のいい鉄道路線が均衡の都市とを結び利便性がさらにアップしています。詳しくはこちら。 　この鉄道、日本の東京駅にあたるのが“Se”という駅で、ここで二本の地下鉄路線が交差して南北に広がっていきます。現在は全部で４路線が運行していますが、新たに５番目の路線を建設中です。 　料金制度はこれまた面白く切符の値段はひとつしかありません。つまり一度改札に入ったら改札を出るまではどこまででもいけます。回数券もありこっちのほうが割安です。通貨価値の変動に伴い交通料金も小刻みに値上がりする国なので、まとめて買っといたほうが後々得ということもあるのでよく回数券を買っています。（利用期限がないので、いつも使わない人でも取って置けるのです。　(^-^)　）　あと学生用のもあります。６５歳以上のお年よりの方は無料で乗ることができます。こういうところはよくできていると感心します。 　乗ってみると、日本の車両のような快適さはありません。シートはプラスチック製の硬いものですし、音もかなりのものです。それと運転が結構荒くて、発車の時や停車のときなど柱につかまりしっかり踏ん張っていないとどこかへ跳ばされてしまうこと請け合いです。それでも日本でいう　“シルバーシート”　なるものが存在し、お年寄りや怪我をしている人、妊婦さんや小さい子供を抱えている人のために譲るようになっています。そのようなシートでなくてもそういう人が目の前に来るとたいていのブラジル人は席を譲るので、見ていてとても気持ちがいいです。

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