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生活の一コマ

事故

 先日閑静な住宅街を走っていたときのことでした。前方のトラックが信号機のない交差点で停止したので当然その後に車をつけて停止しました。ところがそのトラックは駐車するつもりだったらしく、こちらの車の存在も確認せずにいきなりバックを始めました。バックランプもなかったため予期せぬ事態にクラクションを鳴らしましたが、相手は状況が把握できなかったらしく結局トラックのバンパーがこちらの車のボンネットと接触、そがれるようにつぶれてしまいました。

 当然向こうに過失があるのですが、相手の人は認めずむしろ避けなかったこちらが悪いとまで言い出してきました。とりあえず事故証明を取らないといけないので警察に電話したところ土曜日だったので月曜日に来るようにと行くことになり、その日は家に帰りました。

 さてブラジルで事故になった場合どのような手順を踏むかといいますと、まずは警察に事故証明を発行してもらい、その後保険に入っていれば保険会社に連絡して手続きをしてもらうことになります。今回の場合けが人がいなかったので純粋に車の修理ということになるのですが、日本のようにそれぞれに過失が何割あるかということはしません。これがひとつの問題となります。お互いに保険に入っていれば保険会社同士の駆け引きということになりますが、一方が入っていない場合そうはいかないからです。

 今回はまさにそのケースでした。相手のトラックには保険がかけられてなくそのため修理代を支払わない、もっといえば自分に過失はないからはらうつもりはない、と言うのです。さてもしこのような事態に直面したらとるべき手段は次の二つです。(1)自分の車の修理を自分の保険を使ってする。(2)とりあえず自分の保険で修理してその後裁判を起こし相手に払わせる。もちろん相手に支払能力がない場合は例外になります。もし後者のほうを選ぶとしたら裁判の費用がかかるので結局損をすることが多いようです。保険の人いわく、「魚にかけるソースのほうが釣った魚より高かった」という事態が生じるわけです。

 結局保険を使って修理しましたが、保険の種類で修理代の全額負担はせず、一定の金額だけ払うと不足分は保険会社が負担してくれたので、車に乗る機会が多い場合は高いと思っても保険に入っておく事が得策だと思いました。いずれにしても自分の身は自分で守るしかない、もらい事故は損をするだけと言うことを身をもって体験しました。


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