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健康保険 日本では「国民健康保険」や「社会保険」というものがありますが、ここブラジルにはそのような国の制度はありません。よって、病気にかかると患者は医療費を全額負担しなければなりません。 それではとてもやっていけないのでどうするのかといいますと、各保険会社が提供している医療保険(convenio=協定 。plano de saude ともいう)に加入することをします。大方のプランは加入者が月額あるいは年間で一定の費用を支払うことにより様々な医療サービスを恩恵として受けることが出来るというシステムになっています。種類は様々で掛け金の額も医者にかかったときに患者が負担する額もその保険が利く病院もいろいろあるので、自分にあったものを選ばなければなりません。例えば掛け金が低いものは病院にかかったときに医療費の半分を負担するだけでよいものもありますし、掛け金は高いものの医療費は保険会社が全額負担してくれるものもあります。普段健康な人は全社のほうを選ぶかもしれませんが、万が一手術をするようなことを考えて後者に加入する人もいるかもしれません。 しかし、これは生活にある程度ゆとりがある人の話であって、そんな余裕のない人はどうしたらいいのかといいますと、そのような人は無料で診てくれる保健所(posto de saude)へ行っています。こちらは金銭的な負担は全くありませんのでとてもありがたいのですが、診察の予約を入れると場合によっては数ヶ月先になってしまうこともあり、緊急事態に対処できないという欠点もあります。 こちらの人達は慣れているのでしょうが、そうでない私のような者は健康を壊したとき勝手が分からないために大変不安になることがあるので、convenioは大変ありがたく感じています。

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