電話

　　外出先でのことでした。どうしても連絡をとらなければならない用事があって近くの公衆電話でテレホンカードを差し込んだところ、いつも途中で止まるはずのカードが奥のほうまで入ってしまい、カードが取れなくなってしまいました。かろうじて爪を立ててカードがつまめるのですが引き抜くまでにはいたらず、このままカードを見捨てようかとも思ったのですが、とりあえずどこかから針でも借りてきてカードに突き刺し抜こうかと思い、近くの露店に行ってみました。

　説明していると状況を把握した隣で聞いていたお兄ちゃんが、カードを取ってくれると言うのでなにをするのかと思いきや、スーパーの袋を使って上手に電話機のふたを開けてしまい、裏からカードを引き抜いてくれました・・・　因みに電話機は当然カバーが開かないように鍵がかかっているのですが、広も簡単に開いてしまう構造になっているとは思いませんでした。公衆電話はコインが使えないので開けたところで何もとるものはないのですが、しかし、ブラジル、生きていくための知恵というかとにかくびっくりしました。

　さてブラジルで公衆電話を使いたい場合、上述の通りテレホンカードが必要です、これはそこらにあるｂａｎｃａ（雑誌スタンド）やレストラン等比較的どこでも入手できます。そしてダイヤルですが、電話番号は次のようになっています。

　　　　　　　　　　　　　　　　　△△−○○○○−□□□□
　　　　　　　　　　　　市外局番 」　    ��　　電話番号　　」

しかし、実際に電話をかける場合この通りでは掛かりません。頭に０（ゼロ）その次に国内にある電話会社の２桁のコードをつけなければなりません。コードは１５でいいでしょう。そうすると…

　　　　　　　　　　　　　　０１５ △△−○○○○−□□□□

日本への国際電話は…

　　　　　　　　　　００２１−８１−（０をのぞいた市外局番）−（電話番号）　
　　　　　　   電話会社 」       ��日本の国番号

緊急の場合は公衆電話でもコレクトコールが掛けられます。