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生活の一コマ

Caldo de Cana, Coco Gelado, アサイ

  ココナッツ(coco)と言えば熱帯地方のバカンスには欠かせないアイテムですが、こちらの人たちには生活に密着したものといえます。道端でよく見かけるのはココナッツジュース(caldo de cana)です。熟れていない青い身の頭を削ってストローを挿して飲む暑い日にはとてもさわやかな飲み物です。体にもいいとかでスーパーなどにはパック詰めのものも売っています。露店で買って飲む場合、持ち帰って家で実を二つに割れば白い果肉の部分を食べることが出来る利点があります。香料として重宝されているので、様々な料理、ケーキ、アイス、その他のおかしなどに使われています。もちろんココナッツミルクもあります。

よくある露店。車の前にあるのがサトウキビ 別のおいしい飲み物は Caldo de Cana、つまりサトウキビのジュースです。これはサトウキビの茎を特殊な機械で搾って出てくる汁を飲みます。そのまま飲めますがなんといってもサトウキビですので、とても甘い! ということで、普通はこれに氷をいれお好みでレモンを絞って飲みます。えぇ〜!こんなに!というぐらいレモンを入れますが、そうしたほうがさっぱりしておいしいです。ビタミンもいっぱい取れますしね。



▲よく見かけるcaldoの露店。車の前においてあるのがサトウキビ

 最後に紹介するのは「アサイ」です。これは熱帯の細長いヤシの木で、洪水の多いじめじめした平野や湿地に多く生えています。特にブラジルの Nordeste(北東地方)に多くあるそうです。
 8月から12月にかけて、このヤシの木は6〜8房のをつけ、それぞれの房には、サクランボ大の実が700〜800個つくそうです。
 サンパウロ近辺ではこれに砂糖とガラナ、水などを混ぜてジュースとして飲んでいます。あちこちにお店があって、看板が出ていますので、すぐに見つけることができるでしょう。この実はカロリーが高く、鉄分、カルシウム、リン、カリウム、ビタミンB1、B2を豊富に含んでいるので、滋養強壮や疲労回復などに効くでしょう。

 このようにブラジルにも、風土の合ったおいしい飲み物がたくさんあります。

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