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 生活の一コマ

ボルド(BOLDO)

 家の裏庭にボルドという木が生えています。ブラジル人の間ではよく知られている植物で、胆嚢の働きを活発にしたり、消化器官の働きをよくし、脂肪の代謝を良くするといわれています。家にある木を観察している限りではかなり生命力が強く、やせた土地でもぐんぐん成長します。あまりに繁茂するので剪定し切り落とした枝を地面にまとめて置いてあったら、その枝が根付き成長を始めていました。(-_-;)

 上記の症状にいいということで、ちょっと脂っこいものや重い食事をしてもたれている時などに葉っぱを10枚ほど取ってきてよく洗い、絞り出した汁を飲んでいます。かなりの水分を含んでいるので予想以外に搾り出せます。色は麦茶のようなこげ茶色で、味は。。。ひたすら苦いです。σ(^_^;) 「良薬口に苦し」といいますが、確かに飲むと症状が緩和します。こちらの料理は結構日本人には重いのでよくお世話になっています。

 ハーブを扱っているお店にはこの葉を乾燥させたものが売っていますし、ハーブを薬として扱っているお店には消化器系の薬のブレンドの一部として使われています。あと薬効がどのくらいあるかは疑問ですが、スーパーに行くとハーブティの棚に置かれています。こちらは苦くなく日本では味わったことのない独特の風味があります。

 ブラジルはヨーロッパ系の移民が多いので、みんなハーブのことをよく知っていて、“どこそこの調子がよくない。”という
と、これを飲めばいいといろいろ教えてくれます。ある日、おなかの調子が悪く下痢をしていたとき、グァバの葉を煎じて飲むといいと言われ、店に行って乾燥したグァバの葉っぱを買ってそうしてみたところ、症状がよくなりびっくりしました。

 料理にもハーブはよく使われていて、庭先で育てているのを見ることもよくあり、スーパーやフェイラでもフレッシュハーブがたいてい売られています。このようにハーブはブラジル人の間でも薬用、香草、お茶として広く親しまれています。
▲これはグァバの葉(乾燥しています)

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